電車で新型コロナウイルス感染を防ぐにはどこに乗る?

<電車で新型コロナウイルス感染を防ぐにはどこに乗る?>

 

1月29日に、「飛行機内で、ウイルス感染を防ぐにはどこの座席がよい?」と題したお知らせをしましたが、今日は電車に乗るにはどこがよいかについてです。

これは、インフルエンザウイルスの拡散を研究している京都工芸繊維大学准教授・山川勝史さんのお話を基にしたものです。

ウイルスの拡散は空調によって影響されます。

即ち、空気中にウイルスがあった場合、天井の“空調の風”によって運ばれ、拡散します。電車に乗った場合では、「ドア付近」と「座席付近」では感染リスクが大きく変わり、ドア付近の方が危険だそうです。

またウイルスは通常、空調の風に乗って下へ下へと流れますが、人が密集するドア付近では隙間がないため、乗客の頭の近くにウイルスが留まり、その結果ウイルスが鼻や目などに触れて、多くの人が感染するリスクが高まるのだそうです。

それでは、座席付近はどうなのでしょうか。

ウイルスは空調の影響で頭上のエリアを漂いますが、やがて座ってる人と立っている人の間のスペースに落下することになります。

また座席付近は、ドア付近に比べると人数が少ないためにウイルスが乗客に触れにくく、感染リスクは低いと考えられるそうです。

特に、座席に座る人の周りはウイルスが減少していて、電車内で最も感染リスクが低いとの事です。

因みに、ビルのエレベーターについても、ドア付近が感染リスクは高いと考えられますので、空調などが当たらない奥の方に陣取った方がよさそうです。