新型コロナウイルスを抑える要(かなめ)は、集団免疫の獲得!

新型コロナウイルスを抑える要(かなめ)は、集団免疫の獲得!>

 

世界各国で様々な新型コロナウイルス防止策が取られる中、スウェーデンでは学校、ジム、レストランなどが営業を続けながら、国民へはソーシャル・ディスタンスを呼びかけて対応しています。

そんな中でスウェーデン公衆衛生局の疫学者アンダース・テグネル氏が「集団免疫を持ち始めた」との考えを示しました。

これは、19日(日本時間20日)米紙「デイリー・ニュース」が報じた内容です。

それによりますと、スウェーデンの首都ストックホルムで多くの人々が免疫を持ち始めて集団免疫の獲得が5月中にも達成され、封鎖をしない新型コロナウイルス対策が成功すると述べています。

因みにスウェーデンでの感染者は1万5千人を超え、1540人以上が亡くなっていますが、それは全体的な戦略の失敗ではなく、介護施設に住む高齢者を守ることに失敗したからとしています。

そこでもう一度、集団免疫についてのおさらいです。

集団免疫とは、ある感染症に対して多くの人が免疫を持っていると、免疫を持たない人にも感染が及ばなくなるという考えのことです。

コロナウイルスの場合では1人の感染者が2-3人に感染を伝搬させると言われていますが(再生産数2-3)、流行を終息させるためにもし人口の60-70%の人にコロナウイルスの免疫力があれば、1人のひとから1人しか感染者を出すことができないため、やがて流行が終息していくことになります。

そのためには、政府が口を酸っぱくして警告を出しているように、3蜜を避けて、ソーシャル・ディスタンスを徹底し、手洗いと換気に注意することが重要です。

皆様、みんなで力を合わせ、新型コロナウイルス感染を終了させましょう!