徹底予測! パンデミック発生、そのとき日本はどうなる?

<徹底予測! パンデミック発生、そのとき日本はどうなる?>

 

26日のニュースを見ると、「中国政府は、新型コロナウイルスによる肺炎の国内患者数が26日午前0時までに1975人となり、うち56人が死亡したと発表した。」とありました。

また、日本政府の動きもいまだに「水ぎわ作戦」がメインのようで、今後を考えると心配な限りです。

そういえば、以前SARSウイルスが発生した時、「NHKスペシャル シリーズ MEGA CRISIS 巨大危機 ~脅威と闘う者たち~ 第3集 ウイルス“大感染時代” ~忍び寄るパンデミック~」と題する、NHKの番組がありました(2017年1月14日)。

そこでは「最悪の場合は死者は64万人!!」とされており、恐怖を覚えたことを思い出します。

今回の新型コロナウイルスの毒性はSARSよりも弱いようですが、それでも心配です。

そこでその放送内容を以下に載せましたので、ご覧ください。

 

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< MEGA CRISIS 巨大危機 脅威と戦う者たち 第3集 ウイルス“大感染時代” 忍び寄るパンデミック >

放送: 2017年1月14日(土)

“巨大災害の時代”をどう乗り越えていくのか。脅威の正体を科学的に解き明かし、その対策の最前線に迫るシリーズ「MEGA CRISIS 巨大危機」。第3集は日本に忍び寄る「ウイルス感染症」との闘いだ。この冬、新潟県などでH5型鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された。最も恐れられているのは、鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が変異するなどして、ヒトからヒトへの強い感染力をもつ新型インフルエンザウイルスが出現すること。国の想定では、新型インフルエンザの感染爆発が起きた場合、国内で最悪64万人が死亡、社会機能は麻痺してしまうのだ。今、日本やアジアでは、家畜や野生動物の体内のインフルエンザウイルスの遺伝子を調べるなどの監視を強めている。事前に未知のウイルスを見つけ出し対策を探る闘いも世界で始まっている。北海道大学などの研究チームは、アフリカで約20種類の“新種のウイルス”を発見、分析を進めている。グローバル化が進み、瞬時に世界に広まる事態が恐れられているのだ。また、世界に拡大したジカ熱との闘いも続いている。最新の研究から、妊婦だけでなく、大人の脳に影響を及ぼす恐れが明らかになった。さらに、ウイルスを媒介する蚊の生息域の北限が、約60年前は栃木県北部だったのが、温暖化の影響で青森県にまで北上していることも分かってきた。次々と出現する新たなウイルスの脅威、リスクを洗い出し感染拡大を防ごうと格闘する最前線を追う。

放送を終えて:

「人類が現在直面する最大の脅威は、ウイルス感染症です」。 ある研究者の方が断言された言葉が、脳裏から離れません。人口爆発、温暖化、航空などの高速大量輸送網、森林開発など、大袈裟でなく、人類は有史以来最大のウイルス感染症リスクを抱えているというのです。「文明は感染症の揺りかご」という言葉もあります。安全と快適さを求めて文明化を進めてきた人類が、かえって文明化によって、自らの感染症リスクを高めている現在の状況は、とても逆説的で皮肉な状況だと感じました。“進歩”や“快適さ”の追求を本能的に止めることが出来ないという、人類が内包する「業」も含めて、ウイルスの脅威の現状を描きたいと試行錯誤しました。 楽観せず、悲観せず、長期的視野をもって地道にやるべきことをやっていく。感染症対策に求められていることは、組織や国家においても、私たち個人が日常でなすべきレベルにおいても、全く同じ事だと感じました。地球上からウイルスを根絶することが現実的に不可能な以上、ウイルスと人類の闘いに終わりはありません。今後もその闘いを取材していきたいと思います。 (ディレクター 安井 浩一郎)

 

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皆様、充分にご注意ください。