猛威を振るうノロウイルス:人からカキに、そして再び人に

<猛威を振るうノロウイルス:人からカキに、そして再び人に>

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 これからも健康維持に役立つ情報をお送りいたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 さて今日は、このところ大流行しているノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の話題です。
 患者数も10年ぶりの警報レベルとなっています。

 宮城県水産業基盤整備課によると、感染者からの嘔吐物などに含まれるウイルスは下水処理でも完全に除去できず、その一部が海に流出してカキに蓄積された可能性が高いということです。

 宮城県漁協は11海域で毎週検査を実施しているそうですが、先週の検査で雄勝湾を除く10海域で陽性反応があり、県漁協を通じて22〜25日の出荷分を休止させることとし、今後の対応も検討しているそうです。
 そして、手洗いの徹底や感染者が嘔吐した場所を塩素系漂白剤で消毒するなどして感染拡大を防ぐよう呼び掛けています。
 ちなみにこの冬のノロウイルスは、遺伝子変異により感染リスクが高まっている可能性があるということで、厚生労働省は手洗いなどを徹底して感染を予防するよう呼びかけています。

 これらからの年末年始はいろいろなおいしいものを食べる機会がありますが、十分にご注意ください。