寝だめは有益:死亡リスクを軽減!

<寝だめは有益:死亡リスクを軽減!>

 

「寝だめ」は、あまり効果がないとされています。

ところが新たな研究によれば、寝だめをすれば、死亡のリスクを低下させる可能性があることが分かりました。  これはストックホルム大学の研究チームが、医学誌『Journal of Sleep Research』に発表したものです。

研究では、65歳以下の4万3000人の睡眠習慣のデータを収集し、これらの人々の13年後の死亡記録を調べて、睡眠習慣が死に与えた影響を調査しました。  

その結果、日常的に6~7時間の睡眠を取っていた人では死亡リスクの上昇は見られないのに対し、毎日の睡眠時間が5時間以内の人は死亡リスクが上昇していることが確認できました。

ところが、平日の睡眠時間が5時間以下でも、週末に9時間寝ることができた人ではそのような死亡リスクの上昇はないことが分かりました。

即ち、平日短時間しか睡眠できない人でも、週末に長めの睡眠を取ることができれば死亡率への悪影響を解消出来、「寝だめ」が有効なことを示していることになります。  これまで睡眠の専門家は、不足した睡眠を取り戻す事は出来ず、寝だめは無意味としていましたが、必ずしもそうではないようです。

 

でもやはり、毎日7時間程度の十分な睡眠が一番なのには間違いありませんが・・・。