WHO発表の「認知症を予防する習慣」

<WHO発表の「認知症を予防する習慣」>

 

新型コロナウイルス感染の対応で、WHO(世界保健機関)の評判が落ちているようですが、本来は信頼おける機関です。

そこで今日は、以前WHOが発表した、認知症予防についての新しいガイドラインをお知らせしたいと思います。

認知症も、日本人に限らず全世界の人々にとって是非とも避けたいものですので、WHOの発表を見てみましょう。

 

認知症を予防するのにもっとも効果があるのは、ずばり健康的な生活で、そのためには以下の習慣を勧めています。

 ・定期的な運動

 ・禁煙

 ・お酒を飲みすぎない

 ・体重のコントロール

 ・ヘルシーな食事

 ・血圧・コレステロール・血糖値を正常に保つ

以上、“心臓に良いこと”は“脳の健康”にも良いようです。

 

ところで、ビジネスニュースサイト「クオーツ(QUARTZ)」によると、これまでの研究結果から、サプリや脳トレ認知症の予防に役立つという確たる証拠はほとんどないと述べられていますので、ご留意を。 くれぐれも、信頼できる情報を!!

ネアンデルタール人は、現代人より姿勢が良い!

ネアンデルタール人は、現代人より姿勢が良い!>

 

このところ、新型コロナウイルス感染の話ばかりですので、気分を変えての話題です。

 

ネアンデルタール(Neanderthal)人のイメージといえば、猫背で、猿のような外見をして、拳で地面をこすって歩く姿が一般的ですね。

ところが、現生人類よりも背筋が真っすぐに伸びていたことが分かりました。

これは、スペインのバスク大学(University of the Basque Country)の古生物学者アシエル・ゴメス・オリベンシア(Asier Gomez-Olivencia)氏らが、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に報告したものです。

研究チームは、これまで発見されている中で最も骨格がそろっているネアンデルタール人の骨を使用し、ケバラ(Kebara)2と呼ばれる6万年前の男性の骨から胸部の立体(3D)モデルを作成しました。

その結果を見ると、復元されたモデルは前屈姿勢で大きく厚い胸をしているというネアンデルタール人の従来のイメージを根本から覆すものでした。

ネアンデルタール人は人類と異なり、肋骨(ろっこつ)が内向きの方向で脊椎とつながっており、胸が前に出ている事が分かりました。

このため、ネアンデルタール人の体は後方にやや傾いており、人類のように腰椎が前方に湾曲した様子はほとんど見られなかったそうです。

即ち、ネアンデルタール人が人類よりも真っすぐな背骨と強靭な肺を持っていたことが示され、「猫背で野蛮で、猿のような原始人」というネアンデルタール人の従来のイメージは塗り替えられる、と研究チームは述べています。

またこれらの結果は、過酷な環境の限られた資源で生き延びる能力に直接関係しており、ネアンデルタール人がこれまで考えられていたよりもずっと洗練されていたことを示す証拠であると結論しています。

という事ですので、私達現代人も“シャンと背骨を伸ばして”生活しましょうね。

<新型ウイルス患者の診察にロボットを使用 米国>

 

新型コロナウイルス感染の患者数が1万4千人を超え、死者も304名になったと発表されています(2月2日の時点)。

また、武漢では医師はもちろん、マスクや医療器具も不足しており、大変な状況のようです。

さてその中で、米国で最初に感染を診断された男性が、主にロボットを使った診察を受けていると、CNNが伝えています。

ワシントン州エバレットにあるプロビデンス地域医療センターの感染症部門責任者、ジョージ・ディアス医師によると、このロボットは聴診器や大型スクリーンを搭載し、医師によるバイタルサインの測定や男性とのコミュニケーションを助けているという事です。

ディアス氏は「看護職員がロボットを動かすことで、我々がスクリーン越しに患者を観察し、話しかけられるようになっている」と説明。ロボットの使用で感染者との接触が最小限に抑えられていると語る。

ところで、今回米国で最初に新型ウイルス感染が確認されたのは30代の男性で、19日に最初に別の外来診療施設を受診した際、中国の武漢に最近渡航したため、新型コロナウイルスの症状が出ていないか心配だとスタッフに訴えたのだそうです。

疾病対策センターCDC)によると、男性は15日にシアトル・タコマ国際空港に到着したが、この時点ではまだ国内の空港で健康検査が始まっていなかったようです。

男性は「アイソポッド」と呼ばれる隔離状態を保てる特別な担架に乗せられ同医療センターに到着。院内の人の多い場所からは遠ざけられ、ベッド2床を備えた隔離区画で治療を受けています。

そして、23日の時点で男性の容体は安定しており、隔離が続いているという事です。 同医療センターでは約2週間前に、感染力の強い中東呼吸器症候群(MERS)やエボラ出血熱の患者を念頭に診察手順を確認するテストが行われたばかりだったとの事で、今後このロボットに期待が寄せられています。

飛行機内で、ウイルス感染を防ぐにはどこの座席がよい?

<飛行機内で、ウイルス感染を防ぐにはどこの座席がよい?>

 

武漢で発生した新型コロナウイルス感染による死者は、中国で130名を超えてしまいました(1月29日現在)。

中国当局によると今後さらに爆発的に増え続け、感染・発症のピークは4月以降で、事によると東京オリンピック期間も継続しているという、怖い予想もあるようです。

外出時はマスクはもちろん、人込みそのものさえも避ける事が必要になるかもしれません。

しかし、仕事などではそうも言っておられませんね。

そこで今日は、「飛行機で感染したくなければ通路側の席は避けるべし」という話題をお送りします。

 

密室で数時間を過ごす飛行機の旅では、どの「列」の座席に座るかによって、感染の危険度が変わるとする、実際の機内で調べた研究結果が報告されています。

これは、アリゾナ大学の微生物生態学者であるチャールズ・ジェルバ氏らが、米国科学アカデミー紀要(PNAS)誌に報告したものです。

 

研究では航空機のエコノミー席を中心に、大陸横断路線の米国機10機の乗客1,540人と乗務員41人の全員について、座席を離れた回数、離れていた時間などについて調べました。

その結果、飛行中に一度も席を離れなかった乗客は全体の38パーセント、一度だけ席を離れた乗客も38パーセント、残りはそれ以上の回数で席を離れる事が分かりました。

最も頻繁に席を離れたのは通路側に座る乗客で、次に頻度が多かったのは中央の座席、次に窓側の座席に座る乗客で、通路側に座る乗客がほかの乗客と接触する頻度は、窓側の座席の乗客の5倍以上だったそうです。

これらのデータ―を元にシュミレーションしたところ、通路側の人はウイルス感染のリスクが非常に高い事が明らかになりました。

また、本人が席を離れる時だけでなく、トイレなどで乗客が機内を歩くとき、通路でよろけないようにと通路側の座席が支えに使われます。

特に、トイレはしじゅう人が出入りする場所で、手入れが行き届いておらず、ウイルスや大腸菌がうようよしていますが、その汚染や感染も通路側の座席は受けやすくなります。

 

ところで、米国疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機関(WHO)は、感染している乗客がいれば、その乗客の席から2列以上離れていると感染する危険性も低いとしています。

これは、感染者の唾液や粘液を媒介として伝染する飛沫感染のほとんどは、1m以上の距離まで飛ぶことはほとんどないためだそうです。

しかし、トイレなどで乗客が機内で動き回る場合は、感染の危険は自分の座席を基準とした範囲の外まで広がることになり、必ずしもこの「2列以内の法則」はあてはまらなくなります。

また、旅行者同士が触れ合う機会は機内での接触は以外にいくらでもあります。飛行機に乗るときや降りるとき、搭乗ゲートで待っている間や税関を抜けるときでも、感染する可能性があります。

 

やっぱり、ウイルス感染が蔓延している時は外出そのものを避けるのが賢明なのですが、先ずはそのような状況にならない事を祈るばかりです。

徹底予測! パンデミック発生、そのとき日本はどうなる?

<徹底予測! パンデミック発生、そのとき日本はどうなる?>

 

26日のニュースを見ると、「中国政府は、新型コロナウイルスによる肺炎の国内患者数が26日午前0時までに1975人となり、うち56人が死亡したと発表した。」とありました。

また、日本政府の動きもいまだに「水ぎわ作戦」がメインのようで、今後を考えると心配な限りです。

そういえば、以前SARSウイルスが発生した時、「NHKスペシャル シリーズ MEGA CRISIS 巨大危機 ~脅威と闘う者たち~ 第3集 ウイルス“大感染時代” ~忍び寄るパンデミック~」と題する、NHKの番組がありました(2017年1月14日)。

そこでは「最悪の場合は死者は64万人!!」とされており、恐怖を覚えたことを思い出します。

今回の新型コロナウイルスの毒性はSARSよりも弱いようですが、それでも心配です。

そこでその放送内容を以下に載せましたので、ご覧ください。

 

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< MEGA CRISIS 巨大危機 脅威と戦う者たち 第3集 ウイルス“大感染時代” 忍び寄るパンデミック >

放送: 2017年1月14日(土)

“巨大災害の時代”をどう乗り越えていくのか。脅威の正体を科学的に解き明かし、その対策の最前線に迫るシリーズ「MEGA CRISIS 巨大危機」。第3集は日本に忍び寄る「ウイルス感染症」との闘いだ。この冬、新潟県などでH5型鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された。最も恐れられているのは、鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が変異するなどして、ヒトからヒトへの強い感染力をもつ新型インフルエンザウイルスが出現すること。国の想定では、新型インフルエンザの感染爆発が起きた場合、国内で最悪64万人が死亡、社会機能は麻痺してしまうのだ。今、日本やアジアでは、家畜や野生動物の体内のインフルエンザウイルスの遺伝子を調べるなどの監視を強めている。事前に未知のウイルスを見つけ出し対策を探る闘いも世界で始まっている。北海道大学などの研究チームは、アフリカで約20種類の“新種のウイルス”を発見、分析を進めている。グローバル化が進み、瞬時に世界に広まる事態が恐れられているのだ。また、世界に拡大したジカ熱との闘いも続いている。最新の研究から、妊婦だけでなく、大人の脳に影響を及ぼす恐れが明らかになった。さらに、ウイルスを媒介する蚊の生息域の北限が、約60年前は栃木県北部だったのが、温暖化の影響で青森県にまで北上していることも分かってきた。次々と出現する新たなウイルスの脅威、リスクを洗い出し感染拡大を防ごうと格闘する最前線を追う。

放送を終えて:

「人類が現在直面する最大の脅威は、ウイルス感染症です」。 ある研究者の方が断言された言葉が、脳裏から離れません。人口爆発、温暖化、航空などの高速大量輸送網、森林開発など、大袈裟でなく、人類は有史以来最大のウイルス感染症リスクを抱えているというのです。「文明は感染症の揺りかご」という言葉もあります。安全と快適さを求めて文明化を進めてきた人類が、かえって文明化によって、自らの感染症リスクを高めている現在の状況は、とても逆説的で皮肉な状況だと感じました。“進歩”や“快適さ”の追求を本能的に止めることが出来ないという、人類が内包する「業」も含めて、ウイルスの脅威の現状を描きたいと試行錯誤しました。 楽観せず、悲観せず、長期的視野をもって地道にやるべきことをやっていく。感染症対策に求められていることは、組織や国家においても、私たち個人が日常でなすべきレベルにおいても、全く同じ事だと感じました。地球上からウイルスを根絶することが現実的に不可能な以上、ウイルスと人類の闘いに終わりはありません。今後もその闘いを取材していきたいと思います。 (ディレクター 安井 浩一郎)

 

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皆様、充分にご注意ください。

パンデミックが世界を襲ったとき、比較的安全な国は? 日本は?

パンデミックが世界を襲ったとき、比較的安全な国は? 日本は?>

 

中国武漢で発生したコロナウイルスによる肺炎で、死者が9名を超えたようです。

このウイルス感染が、パンデミックにならないことを祈るばかりです。

 

さて、世界的な病気の流行であるパンデミック、特にヒトインフルエンザのパンデミックが過去何度も発生しており、非常に多くの人が亡くなっています。

このヒトインフルエンザのパンデミックは、ヒトが免疫をもっていない、またはあまり免疫がないウイルス感染によるもので、全世界に広がる可能性があります。

20世紀だけでもパンデミックが3回発生しており、特に「スペイン風邪」が最も深刻なものでした。

この1918年のスペイン風邪は発生から2カ月以内に世界中に広まり、世界中の人口の約30パーセントが感染し、約5000万人もの人々が死亡しました。発症から48時間以内に死に至っています。 このパンデミックはインフルエンザAのH1N1株によって引き起こされたものでした。

その後も1957年に アジア風邪、1968年に香港風邪 、そして豚インフルエンザ(後にパンデミック(H1N1)2009と命名)が、2009年4月から2010年8月にかけて発生した事は記憶に新しいところです。

 

では、世界規模のパンデミックが起きたらどこに逃げればいいのでしょうか?

News Week誌に、ハナ・オズボーン氏が “Study: The Places on Earth You Could Survive a Deadly Global Pandemic”として、比較的安全な地域をあげています(2019年10月7日)。

それによりますと、島国で25万人以上の人口を擁する世界20カ国を調べたところ、予想どうり最も避難先として優れているのはオーストラリアで、エネルギーソースと食料が豊富な点が評価されています。

次いでニュージーランドアイスランドで、これら3カ国はマルタや日本を含む4位以下の国々を大きく引き離しているようです。 以下に、その順位を示します。  1.オーストラリア  2.ニュージーランド  3.アイスランド  4.マルタ共和国  5.日本  6.カボベルデ  7.バハマ  8.トリニダード・トバゴ  9.バルバドス  10.マダガスカル  

上位を占める島国は、パンデミックによる壊滅的な厄災を経ても、先端技術で何とか生き残れるそうです。

しかしいずれにせよ一度パンデミックが起これば、その被害は甚大ですので、災害対策は事前に十分やっておく必要がある、と結論されています。

 

特に今回の中国武漢コロナウイルス感染の場合は、今月末から始まる春節で多くの中国人が日本にやってきます。

厚労省や医療関係者の努力に期待するのはもちろんですが、我々自身もしっかり対策を取るようにしましょう。

離婚すると、早死リスクが50%上昇!

<離婚すると、早死リスクが50%上昇!>

 

最近、日本でも離婚する人が増えています。

尤も、離婚大国アメリカや欧米にはかなわないでしょうが・・・。

ちなみに、アメリカでは最大50%、英国では42%が離婚するそうです。

ところで、離婚を経験した人は早死にするリスクが非常に高くなることが報告されています。

これは、アリゾナ州ツーソンのアリゾナ大学のカイル・ブーラサ教授が、行動医学専門誌「ジャーナル・アヌルズ・オブ・ビヘイビオラル・メディシン」に発表した内容です。

調査では、イギリスに住む50歳以上の5786人を対象に10年に渡って、生活満足度、運動レベル、喫煙状況、肺機能を観察しました。

このうち926人は離婚か別居をし再婚もしなかったとの事ですが、それ以外の人は結婚生活を続けており、この2つの集団を比較して「早死にリスク」の数値を導き出しました。

その結果、離婚して住まいを別にした人では、寿命が縮まり、早死にするリスクが47%も高まっていることが分かりました。

そしてその原因としては、それまで当たり前だった夫や妻からの言葉はなくなるためで、「配偶者の小言」がカギを握っていると結論付けています。

即ち、パートナーの小言を聞くことは悪い事ばかりではなく、例えば喫煙を非難される場合は、健康を想ってタバコを辞めさせようとしたためなのかも知れず、健康的な生活習慣を根付かせるポイントとなっている可能性があるそうです。

ということですので、配偶者の小言も時にはありがたく思わねばなりませんね・・・。