抗酸化サプリメントを飲むと、傷が早く治る

●抗酸化サプリメントを飲むと、傷が早く治る

　オリンピックの試合中、怪我をする選手を何人もテレビが映していましたが、
そのような選手に是非読んでもらいたい話題です。

　抗酸化成分を含むサプリメントを服用すると、傷の回復が20%も早くなるとい
うものです。

　これは、米国美容整形学会長であるテキサス大学医学センターのRod J. Rohrich
博士らが、Plastic and Reconstructive Surgery誌（July 2004; vol 114;
pp 237-244.）に報告したものです。

　InflammEnzという新規のサプリメントを用いた研究結果で、手術後に傷口が
まだ治っていない26名を対象にして調べました。

　この人々に、サプリメントあるいはプラセボ偽薬を毎日飲んでもらい、その
後の傷口の治癒経過を調べました。
　その結果、InflammEnzを摂取した人は、プラセボ偽薬を飲んだ人に比べて
17%も早く傷口が治癒し、更に傷口の赤色斑や腫れの程度も軽くなっていたと
いうことです。

　実際その効果は劇的で、美容整形や整形手術後の回復期間が平均3日も早く
なっていたそうです。
　また、この研究者によると、傷口の回復が早まるので仕事を休む日数も減り、
数十億ドル（数千億円）の経済効果があるのではないかということです。

　このInflammEnzは医師の処方箋によらなければ購入できないものだそうです
が、その中身はハーブ薬がメインで、それにカルシュウムやカリウムなどの7
種類の栄養物と酵素が入っているものです。
　特に次の4つの成分が、傷口の回復に重要ということです。

・ビタミンC：　アスコルビン酸。コラーゲンの合成に必要で、また同時に抗
酸化剤として細胞のダメージを取り除くのに有効。
・ブロメライン：　パイナップルから得られる抗炎症作用を持つ酵素で、筋肉
や組織の腫れや炎症を抑える。
・ルチン：　植物食品に多く含まれる栄養素で、血管壁を強めてアザなどの内
出血を抑えたり、ビタミンCの効果を強めたりする。
・グレープフルーツの種子のエキス：　血液の合成を促進し、細胞膜にビタミ
ンCがとりこまれるのを促進する。

　ところで、米国プロボクシング・リングサイド医師協会（the American Association
of Professional Ringside Physicians (AAPRP)によると、今回の報告はそ
んなに目新しいものではなく、既にボクシング選手の傷治療に用いられている
ものだとそうです。

　実際には、ボクシングで受けた傷口を速く治すには、2,000mgのビタミンCを
とるようにするのだそうです。
　ビタミンCは血液を希釈する作用があるので、通常は試合前には飲まないの
ですが、怪我をしてしまった場合には、コラーゲンの再構築を促すために、ビ
タミンCを選手に飲ませるとしています。
　また、グレープフルーツの種子のエキスやブロメラインを選手に与えると、
明らかに傷口が早く治るとも述べています。

　オリンピックに刺激されて、スポーツを始める方も多いと思いますが、もし
怪我をした場合は、これらのサプリメントを摂るようにするとよいかも知れま
せんね。

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＜心に効く、言葉のサプリメント＞

　井上康生選手、残念でした。
　あまりのプレッシャーに、押しつぶされたのでしょうか？
　しかし、まだまだこれからの若者です。　早く立ち直ってほしいものです。
　そしてこの経験を生かして、もっともっと強くなる事を祈らずにはおられま
　せん。

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　選手の涙と、観衆の流す涙は違う。
　選手は今日のこの一瞬を、死ぬまで忘れないであろう。
　観衆は、数時間後には、涙を流したことすら忘れてしまう。
　感涙にむせぶことができるのは、その感動に見合う努力をした人だけが、
　味わうことができる特権である。
　そして、その涙だけが、まわりの人を感動させることができるのだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　（PJMジャパン株式会社社長　有田平)

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