嫌な気分から抜け出すには?

<嫌な気分から抜け出すには?>

 

令和2年、新しい気分で出発出来ましたか?

それでも、「どうも今日は気分が悪い!」とか「なんだか無性に腹が立つ!」など、どんな人でも気分の良くない日はあります。

そのような時に役立つ報告です。

これはドイツの心理学者が、イギリス心理学協会の調査ダイジェスト誌に報告したものです。

研究では、暗い気分が人間に与える身体的及び心理的な損害について調べるため、365人の被験者を対象に、スマートフォンを使って1日数回、数週間にわたって被験者の気分を記録しました。

また同時に、気分に対する態度や健康状態を調べための生理的テストもしたそうです。 その結果、気分は幸福感に影響を与えるだけでなく、「気分についてどのように考えているか」が重要であることが分かりました。

特に、「嫌な気分も役に立つ」と考えると、「何の役にも立たない」と考えるよりも心身の健康に非常に良い影響を与えることが明らかになりました。

たとえば「怒りはエネルギーに変えられる」とか「悲しむ事により、他人の痛みもわかるようになる」などと考えると、嫌な気分が低減し、健康にも良いとされています。

また、この研究とは別にスタンフォード大学の研究者も、「ストレスを当たり前のものだとか、健康な人生には欠かせないものだととらえていると、体はストレスや課題に対して準備をし、悪い影響が少なくなる」と報告しています。

 

という事ですので、嫌な気分になった時には嫌な気分の意味を考えて、健康的生活を心掛けましょうね。