睡眠不足は肥満のもと
●睡眠不足は肥満のもと
最近、肥満が社会的な大問題となってきており、このホームページでも何回
か取り上げました。
肥満には食生活が重要な影響を与えますが、昨年(2004年)末、2つの米国
研究チームがそれぞれ、“睡眠時間が肥満に影響を与える”という報告を行い
ましたので、今日はそのお話です。
(1)スタンフォード大の研究チームは、30−60歳の約1,000人を対象に普段
の睡眠時間と血液中のホルモン量を調べました。
その結果、5時間睡眠の人は8時間睡眠の人に比べて、食欲を刺激す
るホルモンであるグレリンが15%も多く分泌されており、その一方で食
欲を抑えるレプチンの量は16%も少なくなっていたそうです。
また、睡眠時間が8時間未満の人では、睡眠時間が短いほど肥満度は
高くなる傾向がある事が明らかになりました。
(2)シカゴ大研究者も同様に、20代の男性12人について2晩連続で4時間寝た
場合と10時間寝た場合の、ホルモン分泌量を比較しました。
その結果、4時間睡眠の後はグレリンが増えてレプチンが減り、空腹
感が強まっている事が明らかになりました。
これらに事から、睡眠時間が少なくなると、ホルモン分泌に影響を与えて食
欲を刺激し、肥満を誘導する事が考えられます。
夜更かししたりして睡眠時間の短い人は、要注意ですね。
△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
<心に効く、言葉のサプリメント>
「私達は潜在的な天才だ。
私達が解決できない問題はない。
どこを探しても見つからない答えなどもないのだ。」 【Brian Tracy】
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
今日の話題は如何でしたか?
・既刊号は、ホームページ「http://www.drhase.info」をご覧下さい。
・メールマガジンをお届けしています。ご希望の方は、上記ホームページよ
り登録なさってください。
・また、情報交換の場として、「http://d.hatena.ne.jp/Drhase/」のコメ
ントコーナーもご覧下さい。