アニサキス患者急増

アニサキス患者急増>
 
 あれほど待っていたゴールデンウイークもとうとう終わってしまいましたが、皆様は如何でしたか? まあ、気を取り直して平常運転に戻りましょう。
 さて、最近おなかが痛くなると“さっき食べた刺身に、アニサキスがいたかも”などと思うようになりました。

 実際、魚の内臓に寄生するアニサキスによる食中毒の患者数が2017年は240人と、前年の126人からほぼ2倍に増えたことを厚生労働省が発表しています。
 昨年1〜4月の13人が新聞やテレビで報道された5月以降は24人になっていたとのことですが、国立感染症研究所の杉山広氏によると「アニサキスの食中毒が急に増えたのではなく、メディアで報道されたために、患者や医師の間で認知度が高まったのだろう」との事です。

 確かに、女優の佐々木希さんがアニサキスにかかって、「今年1番に痛かった事!」と報道され、大ニュースになりましたよね。
 アニサキスが寄生した魚を生で食べると、胃の中で異物を除去しようとする反応が起き、約6時間後にみぞおちの激痛や嘔吐の症状が出ます。
 このアニサキスは酢や塩に漬けても死なないため、70度以上での加熱やマイナス20度で24時間以上冷凍が必要だそうです。
 また感染した場合には、内視鏡アニサキスを取り除く必要があるとの事ですので、ご注意ください。