もの忘れの改善薬に注意喚起:厚労省

<もの忘れの改善薬に注意喚起:厚労省

 最近続々と、もの忘れの改善を目的とした薬が販売されています。
 実際、「最近、人の名前が出てこない事は?……」などのCMをよく見かけますよね。
 いずれも、漢方薬に使われる生薬のエキスが主成分のものですが、最近厚労省ガイドラインを示したことを受けて各社が一斉に発売したためです。

 しかし厚労省は、薬の効能とする「加齢による中年期以降の物忘れ」は、認知症は異なるので、各メーカーに注意喚起するようメーカーに求めています。

 以下に、各社が発売しているもの忘れ改善薬を示します。
・アレデル顆粒(税抜き1900円):クラシエ薬品。思い出せなかった「アレが出てくる」という商品名だそうです。
・ワスノン(同3700円):小林製薬。錠剤タイプ。「忘れる事」がノー?
・キオグッド(同1800円):ロート製薬。顆粒タイプ。「記憶」が「グッドに」?


 いずれの薬もネーミングはあまりいただけませんが、東洋医学で健忘に効くとして使われてきたイトヒメハギの根の生薬、「オンジ」が主成分となっています。
 しかしもの忘れでも、日常生活に支障が出るなどの認知症が疑われる場合は、早期に医療機関を受診する必要があるため、厚労省はメーカーに対し「適切な医療を受ける機会が失われないよう、注意喚起」を求めています。

 私も使ってみようかしら?