ポテトチップを食べ過ぎると早死に!

<ポテトチップを食べ過ぎると早死に!>

ホテトチップなどのポテトを油で揚げたものは身体に悪そうだとは思っていましたが、やはり長年にわたって食べ続けると、早死するリスクが高まるそうです。

これは2017年6月7日号の米臨床栄養学会誌(American Journal of Clinical Nutrition)に発表されたもので、大問題になっています。

研究は、米、英、イタリア、スペインの研究者らからなるチームが、調査開始時の年齢が45〜79歳の男女4400人の食習慣と健康状態を8年間にわたり追跡調査したものです。
なお、この期間中に死亡した調査対象者は236人だったそうですが、対象者の体重や活動レベルなどの要因(潜在的交絡因子)を考慮に入れて分析したそうです。
その結果、油で揚げたじゃがいもを週に2回以上食べていた人は、死亡リスクが2倍程度にまで高まっている事が分かりました。
また油で揚げたじゃがいもには、フレンチフライやハッシュドポテトなど形状に関わらず、健康への悪影響または死亡リスクが高まっていたそうです。
その一方で、油で揚げる以外の調理法で摂取したじゃがいもには同様のリスクはないと見られることから、問題は「油で揚げること」にあると考えられています。

原因そのものははっきりしないのですが、フライドポテトに含まれるトランス脂肪酸が健康に悪影響を与えている可能性が指摘されています。
また、フライドポテトなどはかなり塩分が高くなっていますが、塩分の摂取量も問題のようです。
更に、フライドポテトには発がん物質として有名なアクリルアミドが含まれており、これらが重なって健康被害をもたらしているのかもしれません。

おやつで食べる人も多いものだけに、一刻も早く、詳しい研究が待たれます。