ビタミン入りのドジョウ

<ビタミン入りのドジョウ>


先日、マルチビタミンを摂るのは病気の治療には役に立たない、というニュースが流れ、保健健康の関係者の間で大騒ぎになっています。
しかし、ビタミンを過剰に摂る必要はありませんが、健康維持に重要な役割を持っていることは疑いのないことです

そこで今日は、トキの健康問題を解決するためにビタミン剤を投与する、という話題(2013年12月13日 読売新聞)を取り上げてみました。


これは、ビタミン不足によるトキの異常行動が新潟県佐渡市佐渡トキ保護センターで相次いでいた問題で、同センターは餌のドジョウにビタミン剤を注射する新たな対策を検討する、というものです。

新潟県庁で開かれた環境省の第6回トキ飼育繁殖小委員会(座長・小宮輝之元上野動物園園長)で報告した内容によりますと、ビタミン不足はトキがドジョウに偏食すると起きるとされ、ケージ内でふらついたり首を反らせたまま動かなくなったりする症状が出るのだそうです。
このような症状が昨年10月以降9件確認されており、これまではトキに直接ビタミン注射して治療してきたとの事です。
また、同センターは、ビタミン欠乏の原因を究明するため、動物衛生研究所(茨城県つくば市)と共同研究を進めることも決めました。
月内にもトキの採血に着手し、血中濃度を測定するほか、餌を食べる行動も観察していくそうです。

今回のお話は、トキの偏食を改善するためにビタミンを投与するということですが、偏食の多い人にもビタミン・サプリメントは必要ですよ