メッシや本田など、一流サッカー選手の脳の働きは?
<メッシや本田など、一流サッカー選手の脳の働きは?>
ワールドカップに日本が5大会連続で出場することが決まりましたね。
負けていた豪州との試合でしたが、最後の最後に、本田のおかげで同点引き分け!!
やはり本田は、口だけでなかった!
さてそこで、本田や香川のような一流選手がフェイントをかけたり、瞬時に方向転換する能力は、通常の選手よりも脳の働きが活発であるためであることが、研究によって明らかになったという話題です。
これは、ジャーナル・オブ・スポーツ・アンド・エクササイズ・サイコロジー誌に英国ブルネル大学の研究チームが発表したものです。
雑誌名: Journal of Sport and Exercise Psychology, Volume 35, Issue 1, February
論文タイトル: Neural Bases for Anticipation Skill in Soccer: An fMRI Study
著者: Daniel T. Bishop 他
研究では、サッカー初心者からセミプロ選手まで39人を対象に、MRI(磁気共鳴画像装置)の中に横たわらせ、ジュニア代表レベルの選手がドリブルして向かってくる映像を見せたそうです。
そして、向かってくる選手が行うフェイント攻撃に対して、被験者はどこへ動けば良いかを答えてもらいました。
その結果を元に、いかに上手く行動したかでグループ分けをしたところ、優秀な被験者ほど、向かってくる選手の動きにより適応できることが分かりました。
即ち、一流のサッカー選手は、対戦相手に対応する際には脳のより多くの部分を活動させ、より良い反応を見せることができるということです。
また、経験を積んだ選手は本能的な反応を抑えることができるため、相手選手がトリックにかけようとしても抜かれることが少なくなるそうです。
少なくとも試合中は、メッシや本田は我々よりも脳を多く使っているようです。