ブレスレットは関節炎に効果なし
<ブレスレットは関節炎に効果なし>
マグネットや金属が入ったブレスレットは、関節炎の痛みや筋肉のコリの緩和にはほとんど役立たないことが明らかになった、と言うニュースです。
私の周りにも、このようなブレスレットしている人が一杯いますが、その人にどう伝えたらよいか・・・。
この報告は、ニューヨーク大学保健学部Stewart Richmond氏らが、補完代替医療関連医学誌journal Complementary Therapies in Medicine (2009, October issue)に報告したものです。
研究では、マグネット入りの腕輪2種、マグネットの入っていない製品1種、金属の銅が入ったブレスレット1種を、変形性関節症の患者さん45名に、16週間使用してもらいました。
その結果、痛み、コリ、生理的機能などに対しては、マグネット入りのブレスレッドをつけていても、マグネットが入っていないものや銅が入っていないものと同じ程度の効果しか示さない事がわかりました。
研究者によると、このようなブレスレットをつけることによる効果は、単に心理的なプラセボ作用によると結論されています。
そして、この結果を基に、関節炎の支援団体は、特にこれらの製品を購入するのはあまり科学的な知識のない高齢者が多いので、このような療法にお金の無駄づかいしないようにと警告しています。
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