がん患者さんの3/4が、睡眠障害の悩み
<がん患者さんの3/4が、睡眠障害の悩み>
不眠症や睡眠障害は、化学療法を受けているがん患者さんの3/4以上が悩んでいる症状で、この割合は一般的な健康な人の睡眠障害よりも3倍も高いことが明らかになりました。
特に、乳がんや肺がんを患っている若い患者さんにとって、大きな問題となっています。
これは、ロチェスター大学医学センター放射線科Oxana Palesh氏らが、臨床がん研究専門誌Journal of Clinical Oncology (2009, Nov. 23 online edition)に告したものです。
研究では、823名の化学療法を受けているがん患者さんに対して聞き取り調査したところ、その37%が不眠症と診断されていることが分かりました。
また、43%が少なくとも週3晩は睡眠には入る際の困難を感じたり、或いは夜間にたびたび起きてしまうと、その悩みを明らかにしています。
睡眠障害は疲労感を高め、ウツ症の引き金となります。
早期に対応するする必要がありますので、がん患者さんご本人はもとより、ご家族の方もご留意いただけますよう。
なお、更に興味のある方は、米国がん研究所のホームページの中の「cancer and sleep problems」をご覧下さい。
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