携帯電話ヒジ

<携帯電話ヒジ>


「携帯電話ヒジ」って聞いたことがありますか?
携帯電話をいつも使用している人が、シビレ、チクチク感や痛みがヒジの部分に発生するもので、肘部管症候群の一つです。

以前、「ニンテンドー・おやゆび」症、「ギター手首」症といった腕や手の障害がありましたが、今回は「携帯電話ヒジ」といわれる、新しい肘部管症候群の患者さんが急激に増えているというニュースです。

この報告は、Cleveland Clinic Journal of Medicine (2009, May issue)に、クリーブランド病院研究センターのPeter J. Evans博士らが報告したものです。
肘部管症候群は、前腕などのヒジの内側の骨にそって走っている尺骨神経が圧迫されることにより発生します。

今回の携帯電話ヒジは、携帯電話を使用しすぎることによって起こると考えられ、長時間握り締めていたりすることにより発生するようです。
特に話中では、ヒジを曲げ続けているために、ヒジの血管や神経が圧迫されて、血流が悪くなったり、神経の反射が悪くなったりするとされています。
そしてその症状が進むと、筋力や神経が低下し、字を書いたりタイプを打てなくなったりすることもあるようです。
更にそれが慢性化してしまうと、薬指や小指が奇形となる可能性があるということですので、バカには出来ません。

このような症状を予防するには、あまり長時間長電話しないこと、時々携帯を持つ手をかえたり、伸ばすなどの運動をすることよいそうです。
また、そのような症状が出た場合には、早めに医師に相談することが重要との事です。

最近の携帯電話の使い放題サービスなどが遠因となり、ついつい長電話になってしまいます。
皆様、お気をつけください。


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