蜂の毒は関節炎に効く

<蜂の毒は関節炎に効く>


ミツバチの毒を、関節炎の治療に用いる民間療法があります。
以前住んでいたところには、生きたミツバチの針を膝などに突き刺し、毒素を注入するという治療を行っている所がありました。
友人の話によると、結構その治療が有効とのことでしたが・・・。

さて、所は変わって、ニュージーランドのある製薬会社が、関節炎の痛みを緩和するためにミツバチの毒を利用した薬をヨーロッパに販売するというニュースです。

この製薬会社はNelson Honey & Marketingという会社で、蜂蜜にミツバチの針毒を加えたものを1日ティースプーン2杯摂ると、炎症が緩和し、関節の動きが改善するとしています

ご存知のように、ニュージーランドマヌカハニーはアレルギー疾患などの緩和によく使用されています。
今回の製品は、このマヌカ・ハニーにミツバチ(Apis mellifera)由来のハチ毒を添加したもので、既にニュージーランドでは13年間にわたって使用されてきているものだそうです。

1日1/4ティースプーンから始め、徐々に増やして1〜2杯まで増やして服用するのですが、メーカによると、蜂の毒が入っているものの安全性については非常に高いということです。

近いうちにヨーロッパでの販売承認がえられるということですが、我々も手にする日も近いかもしれませんね。

但し、蜂蜜や蜂の毒にアレルギーのある人は、ご使用にならない方がよいと思います。
また、12ヶ月以下の乳幼児にも与えないようになさってください。

ちなみに、関節炎研究キャンペーン(Arthritis Research Campaign)によると、蜂の毒が関節炎に有効であるとする科学的な証拠は今の所なく、今後更に調べる必要があるということです。


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