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<攻撃的なジョークや冷ややかな笑いをする人は、男性ホルモンが多い。>


 冗談は本来人を楽しくするもので、私もジョークやダジャレが大好きです。
 ところが、聞いても楽しくないジョークを連発する人も多いですね。
 私もそうかもしれないので、冷汗ものですが・・・。
 中には、他人を攻撃したり、冷笑を含んだジョークが得意な人もいますが、この場合は逆に不快
な気持ちにさせますのでいけません。

 ところが最近の研究で、そのよう攻撃的な冗談を言うのは、男性ホルモンが関係しているとの研
究報告がありましたので、お知らせします。

 この報告は、Norfolk and Norwich大学病院のSam Shuster教授が、英国医学誌British Medical
Journal(Dec. 2007)に発表したものです。

 研究では、ニューキャッスル地方に住む約400名の男女について、ジョークの好みやその内容を
調査しました。

 その結果、女性と男性はユーモアのセンスが異なることがわかりました。
 ジョーク好きなのは男性の方に多く、男性の75%が皮肉や冷笑なども好んでいたそうです。
 一方、女性では、お互いが楽しくなったり、褒めあうような冗談が好まれていました。
 また、年齢も関係しており、若い男性では直接他人を攻撃するようなジョークが多く、中高年男
性では冷笑や冷かしが多くなっていました。

 この結果からこの研究者は、ユーモアの違いは男性ホルモンに関係してのではないかと考えてい
ます。

 男性ホルモンのテストステロンが多いと、攻撃的性質が増すことが知られています。
 若い男性ではテストステロン値が高く、そのため冗談も他人を攻撃するものが多く、年齢ととも
にテストステロンの分泌が下がると、攻撃性は弱くなるものの、皮肉や冷笑に変わっていくという
訳です。

 年を取って攻撃性が弱くなるのは結構なのですが、皮肉や冷笑もよいとは思えません。
 冷静で、より洗練された楽しいジョークを連発できるようになりたいものです。