音楽と健康:モーツァルトを聴くと、人は癒され、豚は太る。

●音楽と健康:モーツァルトを聴くと、人は癒され、豚は太る。


 最近は音楽療法が盛んで、さまざまな医療機関で治療法の一環として用いら
れるようになってきました。
 この傾向は医療機関だけでなく、一般家庭にも浸透してきているのですが、
養豚場では豚のストレスを解消させて丸々と太らせる効果もある、と注目され
ているそうです。
 そこで今日は、モーツァルトと健康についてのお話です。

1)人の頭をよくし、身体を癒し、創造力や集中力を高め、ストレス解消に、
モーツァルトが効く。
 モーツァルト音楽療法の第一人者、ドン・キャンベル氏が監修したCDが人気
を集めており、全米では200万枚のダブルミリオンセラーを記録したそうで
す。
 モーツァルトの曲には様々な健康増進作用があるためとのことですが、それ
はその旋律に自然の音がふんだんに盛り込まれているため、リラックス効果が
期待できるのだそうです。
 さらにモーツァルトを聴くと、頭脳の働きもよくなるそうです。彼の曲には
バイオリンが多用されていますが、バイオリンなどの高周波の音は脳を刺激し、
知能や記憶力アップにつながるのだ、とか・・・。
 また、「バイオリン協奏曲第3番ト長調 K・216第3楽章 アレグロ
交響曲第13番ヘ長調 K・112第2楽章 アンダンテ」などは、集中力
が高まり、仕事の効率も上がるのだそうです。
 ちなみに、「セレナード第10番変ロ長調 K・361グラン・バルティー
タ第4楽章 アダージョ」「ディヴェルティメント ヘ長調 K・138第2
楽章 アンダンテ」などは、女性の気持ちを解きほぐすので、愛をささやく際
にはもってこいのようです。
 
2)モーツァルトを聴くと、豚が太り、生産性が高まる。
 ベートーベンやショパン、あるいはバッハにもないものが、モーツァルト
音楽にはあるそうで、それは誰が聞いてもすんなり入ってくる分かりやすさ、
なのだそうです。
 それは人も豚も同じようで、特に豚さんの場合は、えさをよく食べるように
なり、丸々と太って、養豚業者にとっては画期的な生産性を高める方法になる
ということです。
 ベトナムホーチミン近郊で、3000匹のブタを飼育するグエン・チ・コンさ
んは6年前、作業員の気持ちを和ませるため、飼育場で協奏曲やソナタを大音響
で流し始めました。
 すると、従業員だけでなく、飼育中のブタを落ち着かせる効果があることに
気がつきました。
 そして、今ではエサの時間に合わせ、毎日午前7―11時と午後2―4時にモーツ
ァルトなどのクラシックをかけているそうで、ブタだけでなく他の家畜に対し
ても効果が期待されているようです。
 
 ということは、人がモーツァルトを聞くと肥満に?と心配するむきもありま
すが、少なくとも癒しの効果があるのは確かのようですので、是非お試しにな
ってみられては・・・。


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