中高校生の4人に1人が不眠
● 中高校生の4人に1人が不眠
不眠はストレスの元で、ひどい場合はうつ病などの原因にもなります。
特にこのところの社会・経済環境を反映して、不眠で悩む人が多くなってい
ます。ところがこの由々しき状況は大人の社会だけでなく、青少年にも広まっ
ているという話題です。
これは日本大医学部の兼板佳孝助手らが、大津市で開催された日本睡眠学会
学術集会で報告したもので、中高校生の4人に1人が不眠を訴えており、大人
を上回るという深刻な事態ということです。
研究は、厚生労働省の研究班が行った調査の一環で、04年12月〜05年
1月に、全国の中学131校、高校109校を抽出し、在校生に最近1カ月の
睡眠状況や生活習慣、精神的健康度を質問してまとめたものです。
なお今回の調査では、(1)なかなか寝付けない入眠障害、(2)夜中に目
が覚める夜間覚醒、(3)朝早く目覚めてしまう早朝覚醒―の3項目のうち一
つ以上が当てはまった場合を不眠としています。
その結果、不眠の割合は23.5%で、成人3、030人を対象にした調査
(1997年)の21.4%を上回ることがわかりました
特に入眠障害は14.8%で、成人の8.3%より6.5ポイントも高かっ
たそうです。
不眠が多いのは、男子/精神的健康度が低い/朝食を食べない/飲酒習慣あ
り/喫煙習慣あり/部活動に不参加/大学進学希望なし―などと答えた生徒だ
ったそうです。
さて、私の家にも一人、この年代の者がいるのですが、その様子を見ている
と、テレビやインターネット、或いは携帯電話の使用が、その原因になってい
るように思われます。
不眠は様々な弊害を生みますので、何とか正常な生活を取り戻し、健康な毎
日を送って欲しいと願っています。
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