夫婦の性生活に関する調査

●夫婦の性生活に関する調査


 “私達はセックスレス夫婦”と考えている人が、日本では半数もいる事が分
かりました。
 今まで行われた国際調査でも、外国の人に比べて日本人のセックス回数は極
端に少ない事が分かっていましたが、当事者である日本人自身もそれを自覚し
ているようです。

 これは製薬会社であるバイエル薬品が行った、30歳から69歳の既婚男女
823人を対象にしたインターネット調査により明らかになったもので、日本
人の寂しい性生活を物語っています。

 それによりますと、年間のセックス回数は平均17回で、「1年以上してい
ない人」が34%もおり、日本性科学会セックスレスの定義である「1カ月
以上セックスをしていない人」は58%にも上っている事が分かりました。

 そして、自分たちの状態を「セックスレスだと思う」(23%)、「まあ思
う」(26%)と半数近くの人が、自分達の性生活の貧弱さを自覚していると
の事です。

 しかし、だからと言って、セックスそのものが無意味だと考えているわけで
はなく、6割の人がセックスは「配偶者との関係が円満になる」「愛情表現」
として夫婦にとって大切なものであると理解していました。

 そして実際に、「日常生活の中で愛情を強く感じる」のは、セックスレス
考えている人では11%なのに対し、セックスレスとは思わないとする人では
44%と高く、セックスと愛情には深い関係があることが明らかになっていま
す。

 更に、「精神的なきずなを感じる」のもセックスレスの人の11%に対し、
そうでない人では36%と、夫婦の結びつきの強さにも深く関係していました。

 逆に離婚したいと考える率も、セックスレスの人が18%と多いのに対し、
そうでない人はわずか2%だったそうです。

 また、日常生活のストレスも密接に関係しており、セックスレスの39%の
人が日常生活にストレスを感じているのに対し、そうでない人は10%と少な
いことも明らかになりました。

 以上の結果から、夫婦のコミュニケーションはセックスと深い関係があり、
セックスレスト考えている人は、なぜ自分達はセックスをしなくなったのかを
夫婦できちんと見つめなおし、改善する事が重要と、結論されています。


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