体重の減少に伴って、収入が増加。

●体重の減少に伴って、収入が増加。


 肥満体型ではありませんか? 
 肥満の人は、お金持ちになりにくいのだそうです。
 もし貴方がそうでしたら、これを機会にスリム体型を目指してください。

 肥満は先進国では深刻な問題です。
 特に米国では、肥満の人は社会に受け入れられなくなりつつあり、肥満だと
企業での昇格が難しくなってきている、という話題をよく耳にします。

 また、肥満の人は低所得者層に多く、肥満と所得との間に何らかの関係があ
るのではないか、といわれて来ました。

 ところが今回それを裏づけるように、減量の程度に応じてその人の収入が
増加する、という研究結果が報告されました。

 これは、米オハイオ州立大学人的資源研究センターのJay Zagorsky氏らが、
「Economics and Human Biology」誌(2006, August, online ed.)に報告
したものです。

 若年者を対象とした米国縦断的調査(U.S. National Longitudinal Survey
of Youth)の参加者7,300例について分析したところ、肥満体の人が何らかの
方法で体重を大幅に減量する事に成功した場合には、その体重減少の程度に応
じて、経済的に豊かになることが明らかになりました。

 それによりますと、肥満指数(BMI)が10ポイント低下すると、白人女性で
は財産が1万1,880ドル(約132万円)増大し、白人男性では1万2,720ドル(約
141万円)、黒人女性では4,480ドル(約50万円)増大していました。

 逆にBMIが増加した場合では、白人女性の財産が大きく減少しており、次い
で黒人女性で財産が低下していました。ちなみに白人男性では、あまり影響は
認められなかったそうです。
 また黒人男性では、体重が増えても或いは逆に減っていても、財産の違いに
は影響がなかったとのことです。

 以上の結果から、労働環境や人種による違いがあるものの、肥満と財産には
逆相関の関係があるとしています。

 その理由として、肥満体になると職場で差別を受け、正常体重の人と同等の
給与を受け取ることができない点が挙げられています。

 そして、財産を少しでも多く得たいのであれば、肥満から脱却して正常体重
に改善する必要があり、そのような減量さえもできないようであれば、収入増
はあきらめた方がよいとされています。

 昔から、金満家と云えば、お金持ちでふっくらした人を想像しますが、現代
の金満家はビル・ゲイツのように、スリムな体型である事が必要のようです。

 では、肥満でもないのに財産がないのは、どうしたらよいのでしょうか?


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