ヨーロッパ諸国で、ジャンクフードCMの自主規制の声
● ヨーロッパ諸国で、ジャンクフードCMの自主規制の声
肥満の原因として、ハンバーガーやポテトチップなどのジャンクフードが非難
されています。
それを受けて、米国ではマクドナルド社などがより健康な製品を発売を試みて
おり、またKraft Foods社は子供を対象とするCMおよび印刷広告を取りやめる
などの動きが見られています。
そこで今日は、このような動きは米国だけでなく、ヨーロッパ諸国でも高まっ
ているという話題です。
これは英国医学誌(British Medical Journal, 2005, Jan.29)が伝えてい
るもので、EC委員会が食品業界に対して、青少年の肥満を招く食品のテレビコ
マーシャルを徐々に廃止するよう圧力を強めているという事です。
国際肥満対策委員会によると、欧州では毎年40万人ずつ肥満児が増えており、
2002年にはほぼ4人に1人が肥満で、EU加盟国全体ではその数は約1400万人に
のぼるそうです。特にイタリアでは9歳児の36%が肥満とされています。
そこでEC委員会が、ジャンクフードのTV CMの自主規制をEU食品飲料業連合
などに求めてきたもので、今後業界で対応が行われない場合には立法化に向け
て準備を開始するとしています。
また英国政府も、最近肥満増に対応するための医療従事者の訓練に300万ポ
ンドを投じるとしており、米国の自動販売機業界も100万ドルをかけて肥満予
防キャンペーンを行うと先日発表しています。
今のところ、日本ではそのような目立った動きは見られませんが、近い将来
にはこのような肥満防止キャンペーンが起こるものと期待されます。
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「成功があなたのところへやって来るわけでない。
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【Marva Collins】
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