母親の糖尿病が、胎児に深刻な影響
● 母親の糖尿病が、胎児に深刻な影響
糖尿病は深刻な社会問題となっていますが、今回本人だけでなく、体内にい
た子供にも影響が出るという話題です。
これは、日本糖尿病・妊娠学会がおこなった全国調査で明らかになったもの
で、1995年〜2002年までの7年間に、全国で少なくとも219人の赤ちゃんが先
天異常になったり、出生直後に死亡していた事がわかりました。
このような赤ちゃんへの影響を調べた大規模調査は今回が初めてで、日本産
科婦人科学会の専門医研修施設を対象に実施したもので、全国231施設(回答
率28%)から7年間に出産した約74万人のデータを調べた結果です。
通常は妊娠前から血糖値を適切に行い、妊婦さんが自らが管理しておればこ
のような胎児への影響を防げると考えられます。
しかし、早期発見のための20〜30代の人を対象とした健康診断制度が未整備
なために、妊婦さんにも早期診断の大切さが周知徹底されていないのが原因、
と考えられるそうです。
糖尿病は自覚症状に乏しく、特に太り気味の人や糖尿病の家系の人は、妊娠
前に血糖検査をうける事が重要であると、専門の医師たちが注意を促していま
す。
妊娠を控えた方、是非検査を受けてみてください!
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<心に効く、言葉のサプリメント>
「肥満は未開人には見られないし、
食べるために働き、生きるために食べている社会層にもあらわれない。」
(ブリア・サバラン、「味覚の生理」)
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