欧州のガン患者さんの間に、代替医療が盛んに。

● 欧州のガン患者さんの間に、代替医療が盛んに。

 国内で代替医療が盛んになってきていますが、海外でも同様で、特にアメリ
カではガン患者さんの6割が何らかの代替医療を行っている事を先日お伝えしま
した。

 この傾向は世界中に広がっているようで、欧州諸国のガン患者さんの1/3が、
ハーブ、ホメオパシー或いはサプリメントなどの代替医療を行っていることが
明らかになったというニュースです。

 これは英国マンチェスター大学のAlex Molassiotis博士らが、2月はじめに
開かれた癌学会で、全欧州における補完代替医療の調査結果を報告したもので
す。
 それによりますと、ヨーロッパ諸国での癌患者さんが代替医療を使用してい
る頻度は、ギリシャが15%で最も少なく、イタリアでは実に50%の患者さんが代
替医療を行っているそうです。

 これはヨーロッパ14諸国における約1,000人を対象とした調査により明らか
になったもので、代替医療の使用者は若年層、特に高等教育を受けた女性の間
に広まっているということです。
 中でも58種の代替医療のうちで、ハーブ、ホメオパシー、薬用茶、ビタミン
やミネラルサプリメントが人気があったそうです。また、イスラエル、デンマ
ーク、イタリア、スペイン、ギリシャおよびアイスランドでは、精神療法が人
気が高いということです。

 これらのガン患者さんは平均27ヶ月にわたって何らかの代替医療を使用して
おり、身体の調子や精神的にもよくなって、ガンと闘うという積極的な姿勢が
強くなっていたそうです。
 ほとんどの患者さんはこれらの療法に満足しており、失望したという人はわ
ずか3%と代替医療を受けた人の満足感も高く、確実に代替医療を行う人が増え
続けているようです。

 元々ヨーロッパはハーブ療法等の発祥の地ですが、1998年に調査した際より
さらに人気が高まってきているということです。その一方で、代替医療が野放
しの状態になっているため、法律等の整備が必要な時期にきているようですが。

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