医療機関や医師に不信感。相談相手は友達!
● 医療機関や医師に不信感。相談相手は友達!
医療に対する不信につながるかもしれないニュースが、相次いで2つ報道され
ましたので取り上げてみました。
(1)医療機関や医師などに不安を感じる人が、73.3%に上る。
これは、厚生労働白書の一環として行われた意識調査で分かったもので、多
くの人が十分な診療時間の確保などを望んでいます。
この結果は今年1月、成人の男女約1300人を対象にした聞き取り調査によるも
ので、医師などに不安を感じることは、57.7%の人が「時々ある」と回答して
います。
また、「よくある」も15.6%を占めており、特に医療機関にかかる機会が多
い乳児の親では9割近くが不安に思っていました。
不安を感じるのは「医療従事者とコミュニケーション」が60%で最も多く、
「医療従事者の技術が未熟そう」「態度が高圧的」も多いそうです。
安心して受診するための要望では、「十分な診療時間の確保」が38%、「セ
カンドオピニオンを受ける窓口」も26%ありました。
そして、患者としてできることとして、「納得できるまで治療に関する説明
を受ける」が半数を超えており、「セカンドオピニオンなど第三者の意見を求
める」も4割余りもあったそうです。
しかし、回答者自身が実際に実践していたのは、それぞれ54%、32%にとど
まっており、その溝はまだまだ埋まりそうにないという事です。
(2)うつの女性は、医師より身近な女友だちに相談。
うつ病の女性は、その問題を医師ではなく、身近な女友だちに相談すること
が、調査でわかったというものです。
それによると、悲しい気持ちやストレス、不安といったうつの症状を経験し
た大多数の女性は、女友だちにこれらの問題を相談しますが、そのうちおよそ
4分の3は医師には全く話さないということです。
これは、女性1,000人以上を調査した結果明らかになったもので、そのうち
の70%が過去1年間で、「気分が憂うつになった」「ストレスを感じた」「不
安になった」といったうつの症状を経験していました。
ところが、このうちこれらの症状について医師に相談したのは、わずか4分
の1にとどまっていたそうです。
うつはれっきとした病気で、それに適した専門家による治療法が必要です。
相談する方もされる方も、ご注意くださいませ。
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