今年は猛暑: 炎天下だけでなく、屋内でも熱中症の危険
● 今年は猛暑: 炎天下だけでなく、屋内でも熱中症の危険
今年は大変な暑さで、20日には東京でも39.5℃を記録しました。この暑さで、
熱中症にかかる人が大勢出ており、関東地方だけでも134人の方が、病院に運
ばれたそうです。
そのほとんどの人は、炎天下で働いていた人などですが、ところが今回、直
射日光の当たらない屋内でも熱中症にかかることが報告されました。
これは、日本神経救急学会と東京都医師会の調査で分かったもので、驚く事
に熱中症患者の約3割の人が、屋内などで安静にしている時に発症しているそ
うです。
そのうちの約4割は70歳以上と、お年寄りが多かったとのことですので、特
に注意が必要です。
これは、東京都医師会に加盟する53の病院で、2002年7-8月の間に熱中症で
治療を受けた患者260人についての結果をまとめたものです。
発症した時の状況を「安静」「労働」「スポーツ」に分類し、年齢ごとの人数
を調べました。
その結果、安静時でも82人もの方が熱中症を発症し、そのうち32人が70歳以
上の方だったそうです。
同学会の有賀徹昭和大教授(救急医学)によると、「寝ている間に発症して
亡くなることもある。体温調整機能の低下した高齢者は特に、エアコンや扇風
機をつけ、水分を十分取ってほしい」と注意を呼び掛けています。
また、熱中症全般に対する注意としては、
①体調を整える:体調の悪いときは暑い日中の外出や運動は控える。
②服装に注意:通気性の良い洋服と、帽子をかぶる。
③こまめに水分補給:定期的に少しずつ水分を補給。汗と一緒に塩分が失わ
れますので、スポーツドリンクがお薦め。
④年齢を考慮して:今日のお話でもそうですが、発育途中の子どもや、高齢
者は熱中症になりやすいのでご注意を。
⑤そして熱中症になってしまったら、涼しい日陰やクーラーの効いた室内な
どに移動し、衣類をゆるめ、体を冷やす。そして、充分に水分を補給する。
皆様、ご注意ください。
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