糖尿病の予知ができる犬

<糖尿病の予知ができる犬>

お盆休みも終わり、今日から仕事の方も多いと思いますが、お盆期間中は一杯美味しいものを食べられた事でしょう。
さて、先日は線虫でがん検査を行うというニュースをお送りしましたが、がんを検出する犬はかなり有名になっています。
そこで今回は、糖尿病の検査に役立つ犬のお話です。

欧米では、このような「糖尿病予知犬」と呼ばれる介助犬に関する研究が進んでいます。
この糖尿病予知犬は、血糖値を嗅覚で感知し、鳴いたり前脚をあげる等で糖尿病である事を知らせるように訓練された犬で、そのような犬の育成が進められています。
実際、アメリカでは女の子の血糖値の臭いをかぎ分け、母親に危険を知らせる糖尿病予知犬がおり、ラブラドールレトリーバーのヒーローという名前だそうです。
また、イギリスではメイシーという犬が、血糖値の上下に反応する糖尿病予知犬となっているそうです。
ご存知のように、糖尿病の患者さんは血糖値を調べるために、毎回指先に針を刺して血液を採取する必要がありますが、犬の嗅覚で検出できればそのような痛みを伴わない検査となります。
また、糖尿病以外にも心臓病やてんかん等の予知も可能だそうで、単なるペット以上の存在になっているようです。

今のところ国内ではそのような犬のお話は聞きませんが、将来は病院の検査室は犬が主役になっているかも知れませんね。