家族と同居にもかかわらず、1人で食事をする高齢男性の死亡リスクが

<家族と同居にもかかわらず、1人で食事をする高齢男性の死亡リスクが高い>

 少子高齢化社会を迎え、いろいろな問題が生じていますが、その一員として気になる話題です。
 家族と一緒に生活したいと願う高齢の方も多いと思いますが、家族と住んでいるにもかかわらず、1人で食事をする高齢男性の死亡リスクが、家族と食事をする男性に比べ1.5倍も高いことが分かりました。

 これは東京医科歯科大学などの研究チームが、65歳以上の約3万3千人の男性を対象に3年間にわたり追跡調査をおこなった結果わかったものです。

 それによりますと、独り暮らしで食事も1人でする男性の死亡リスクは、家族と食事をする男性に比べ約1.2倍だったにも拘らず、家族と暮らしていても1人で食事をする男性の場合、死亡リスクは約1.5倍になる事が分かりました。

 ちょっと驚くような結果ですが、家族と同居しているにも拘らず1人で食事している人は家族とのトラブルを抱え易く、自殺に追い込まれるケースもあるためと考えられるそうです。
この結果から、安心できる人と一緒に食事ができる機会をつくることが、高齢者の健康維持に重要とされています。
でも、家族以上に安心できる人とは一体?