C型肝炎治療薬の偽造品が、医療機関にも納入されていた

C型肝炎治療薬の偽造品が、医療機関にも納入されていた>

先日来、C型肝炎治療薬の偽造品が流通していた問題で、新たに和歌山県内の医療機関にも偽物が納入されていたことがわかりました。

ご存知のように、C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が、今年2017年に入ってから奈良県内の薬局などで見つかって大きな問題となっていました。
ところが、その後の厚生労働省などによる調査で、更に偽物2本が和歌山県内の医療機関に納入されていたことが分かりました。
この2本は「箱」に入っていない状態で、東京都内の現金問屋「大興薬品」から、大阪府内の無許可業者を通じて購入されていたもので、偽造品流通が発覚して以降に大興薬品に返品されたものだそうです。

この問題で偽造品が医療機関に納入されていたことが判明したのは、初めてとの事ですが、れっきとした医療機関から渡される薬が信用できないことになり、医療そのものにかかわる大問題です。

薬剤師の一人として、当たり前ではありますが、薬の管理の重要さを改めて再確認した次第です。