熱中症は、お風呂でも起きます

熱中症は、お風呂でも起きます>

 熱中症と聞けば、真夏の太陽の下で起こるものと考えがちですが、冬の時期に起こりやすいそうです。
 このようなお風呂で起こる熱中症で、特に高齢者が亡くなるケースが最近相次いでいます。

 東京都内で起きたお風呂での死亡事故は、2009〜11年に3,289人の方が亡くなっているそうですが、そのほとんどが60歳以上の高齢者でした。
 うち300人(54.5%)は循環器系の疾患が死亡に大きな関係があり、250人(45.5%)では心臓病変があったそうです。
 冬に高齢者に起こる入浴中の死亡事故は、海や川などで起きる溺水とは異なり、心臓病変があると死亡事故につながる確率がもっとも高いと報告されています。
 ただし、お風呂そのものは体によく、心臓や血管のためには毎日入った方がいいのだそうで、突然死の原因はお風呂の入り方にあるようです。
 そこで、この寒い時期に健康的にお風呂に入る方法を調べてみました。

1) 脱衣室や浴室の室温を24〜26度にする。
2) お風呂のお湯の温度は41度以下。
3) 水分を充分に取り、お風呂から出てからも水分補給。
4) お湯につかる時間は10分以内。
5) 浴槽から急に立ち上がらない。
6) アルコールを飲んだ状態での入浴は厳禁。

 以上を守って、健康的で、気持ちの良いお風呂をお楽しみください。