<これ以上、寿命は延びない!?>

<<これ以上、寿命は延びない!?>

 2017年も始まったばかりなのですが、健康に関する気になる情報です。

 近年の医学の発達や衛生環境の改善で、我々人間の寿命は劇的に延びていますが、これ以上は延びる可能性は極めて低いとする研究が発表されました。
 それによりますと、人の寿命の延びは生物としての限界に達しつつあり、125歳を超すことはまずあり得ないそうです。

 これは科学誌「ネイチャー」に米アルベルト・アインシュタイン医学校の研究チームが発表したものです。
 研究では、米国、英国、フランス、日本での老化の傾向を分析したところ、“1990年代の時点で既に限界に達した”と結論付けられています。
 人の寿命は男性、女性とも1980年代までは著しい延びを示していたのですが、その後は延びが鈍くなり、現在はほぼ横ばいとなっていました。
 そして、現在考えられているヒトの寿命(125歳程度)以上に延ばすには、健康状態の改善を超える、今までにない科学的発明が必要になるそうです。
 しかし研究者によると、「老化の研究がもっと発展すれば、寿命をさらに相当延ばすことは可能と思われるが、子供たちの肥満は大きな問題で、展望はあまり良くない」との事です。