学歴が高い人ほど、痴呆が進行しやすい。
<学歴が高い人ほど、痴呆が進行しやすい。>
今週末はセンター試験です。
寒波も来そうですが、受験生の方にはここ一番の力を発揮してください。
さて、私の大学時代の先生は、非常に有能な方で、人柄も気さくな、尊敬できる方でした。
しかし、ご高齢になられてからは、痴呆症状があらわれ、見る見るうちにその症状が悪化していき、ご家族や卒業生全員が非常に悲しい思いをしました。
そしてその時、有能で頭の良い人程、痴呆症状の悪化が激しいのではと、感じました。
さて、最近の研究によるとこれは事実で、高学歴者の方がアルツハイマー病など認知症の発症は遅めですが、いったん記憶障害が出始めた後には、より速いペースで記憶の喪失が進む傾向が確認されたということです。
これは、米国アルバート・アインシュタイン医科大学の研究チームが、神経学会誌のニューロロジー誌に報告したものです。
それによりますと、統計的には、認知症発症までの時間は、教育を受けた期間が1年増えるごとに2カ月半遅くなっていたそうです。
しかし、ひとたび記憶障害が現れると、逆に発症後の記憶喪失ペースは、教育が1年増えるごとに4%ずつ加速していることが明らかになりました。
今のところその原因はわかりませんが、高学歴の人には有能な方が多いので、残念な限りです。
早く原因とその治療法が確立されることを祈ります。