バイリンガルの人の脳は特殊?

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 先日電車に乗っている時、どう見ても5,6歳の子供が、バリバリの大阪弁と英語で両親と話しているのを見て考えさせられました。
私なんかは、中学以来何十年も英語をやってきたのにいまだに満足に話せないのに・・・。

 そこで、2カ国語を話せるバイリンガルの人は、言語を切り替える際に大脳の奥にある尾状核という部分が活発に働き、スイッチ切り替えを活発におこなっているという記事を思い出しましたので、その話題を。

 京都大と英国、ドイツの研究機関などの国際チームが権威ある科学誌サイエンス(Science)に発表したものです。

 研究では、英語とドイツ語を話せる2グループと、日本語と英語を話せる1グループで実験をおこないました。
 そして、2つの単語を「違う言語」「違う意味」或いは「似たような意味」などさまざまな組み合わせで提示し、その際脳のどこが活発に働いたかを調べました。
 その結果、言語が切り替わった時には、脳の左右にある尾状核といわれる分野のうち、左側が特に活発に活動していたそうです。

 多言語を習得するための脳のメカニズムを知るうえで、重要な知見ですが、どうしたらその切り替えが、“簡単に”出来るようになるのでしょうか? 
 それがわかれば私も・・・。