ジャンクフードはアトピーを防ぐ?

<ジャンクフードはアトピーを防ぐ?>


クリスマスイブは如何お過ごしでしたか?
クリスマスの次はお正月、おいしいものを食べる機会が多くなってきますね。

おせち料理以外にも、今日では、ピザ、ハンバーガーやポテトチップなども食べる方も多いと思います。

さてこのようなジャンクフードは、肥満の原因になったり、栄養の偏りが出るなど、いろいろと批判の対象となっていますが、このジャンクトフード好きの母親から生まれた子供は、アトピー性皮膚炎などになりにくいそうです。

これは日本アレルギー学会で、国立成育医療センター研究所の松本健治氏らのグループが発表したものです。

研究では、広島市の公立小学校2年生(女児4,776人、男児4,878人)の保護者を対象として調査を行いました。

その結果、母親が妊娠時期の後期あるいは授乳期に、揚げ物やスナック菓子またはファーストフードを多く摂取した母親から生まれた子供は、アトピー性皮膚炎の発症頻度が低く、特に4歳以降での発症が少なかったそうです。

ただし、食物アレルギーや喘息など他のアレルギー疾患には相関は見られなかったようです。
また、これらのジャンクフードを食べる頻度とアトピー性皮膚炎の間には、妊娠後期での摂取では相関関係はありませんでしたが、授乳期の摂取では食べる頻度が高いとアトピー性皮膚炎を発症しにくい傾向があったそうです。

ジャンクフードに含まれる脂質が、子供の皮膚の保護作用を強めている可能性も考えられるそうですが、今まで悪者役だったジャンクフードだけに、今後の研究結果が気になります。