ペニスを大きくする手術を受けても、それに満足する人は殆んどいない

<ペニスを大きくする手術を受けても、それに満足する人は殆んどいない。>


 ペニスは男の象徴であると信じられ、大きなペニスを持つ事は、古来から男性の夢の1つになっているようです。
 そのためか、世にはペニスを大きくする手術を受けたがる男性は、後を絶たないようです。
 ところが今回、ペニスを大きくする手術を受けた男性は、その結果に満足できず、再び手術を受ける傾向があるという報告がありましたので、お知らせします。

 これは、英国ロンドンにある聖ペトロ男性病センター(St Peter's Andrology Centre)の整形外科医Nim Christopher氏が、欧州泌尿器科雑誌(the European Urology journal)に報告したものです。

 研究では、同センターでペニス増大手術をうけた42名に対して、その後の満足度について調査を行いました。

 その結果、これらの手術を受けた男性は、手術後には平均して1.3cm(0.5インチ)ペニスが大きくなっていたにも拘らず、そのうちの70%以上の人がそれに満足していなかったそうです。

 即ち、自分のペニスが小さいかもしれないという心理的な不安をもつ患者さんは、例え平均の値になっていても、手術後の成績に対しては変化がないという、不満をもっているという訳です。
 そして、これらの人は、再びペニス増大手術を受けなおす傾向があるそうです。

 著者によると、これらの人は非現実的な期待感をペニス増大手術に抱いているからで、インターネットなどのインチキメールや誇大広告が原因であろうとしています。
 そして、このような手術を受けた男性は、ペニス増大手術ではなく、むしろ性に関する心理カウンセラーの治療を受けるべきだとしています。