今年は電力不足。エアコンでの熱中症予防よりも、運動と牛乳。そして

<今年は電力不足。エアコンでの熱中症予防よりも、運動と牛乳。そしてミネラル水。>


先日来、原発再稼働不可による、電力不足が叫ばれています。
その一方で、今年の夏は暑さが厳しく、熱中症が心配されています。

では、エアコンに頼らずに、熱中症を防ぐにはどうしたら良いでしょうか?


医師やスポーツなどの専門家で作る日本生気象学会が、「今の時期からややきつい運動をして、その直後に牛乳を飲むことが効果的」という熱中症の予防指針をまとめました。


このうち暑さに備える工夫としては、5月、6月から、汗ばむ程度のややきつい運動を一日30分行い、その直後に牛乳など糖質とたんぱく質を含む食品を摂取するよう呼びかけています。

それを、週に4日以上、1か月行うと、血液量が増えるために汗をかきやすくなって、暑さに強い体を作ることができるのだそうです。


また、お年寄りなど体力に自信がない人には、望ましい運動として、速歩とゆっくりとした歩きを3分ごとに繰り返す「インターバル速歩」を勧めています。

そして、「暑さに強い体になれば、エアコンを使うことも少なくなり、暑いということをあまり感じなくなる。涼しい今の時期から、運動と乳製品で暑さに強い体を作ってほしい」としています。



さて、熱中症を予防するためには、水分補給が大切です。

しかし、汗をかいたあとに真水をがぶがぶ飲むと、体内のミネラル濃度が急激に下がってしまいます。

すると体は下がったミネラル濃度を上げようと,水分を体外に出そうとします。
つまり,せっかく飲んだ水は体を素通りして、汗として体外に出されてしまうのです。

真水やお茶などのミネラルを含まない飲料水の場合、このように体の水不足解消の役には立たないのです。
このことが水分を摂っていても熱中症になる原因です。

ですから汗をかいて水不足になった体には、ナトリウム,カリウム,カルシウムなどのミネラルを含んだ飲料水が必要です。

このようなことにも気を付けて、今年の夏を乗り切ってくださいませ。