お化粧した時が、本当の自分?

<お化粧した時が、本当の自分?>


女性は、"化粧前の顔は他人で、お化粧したあとが「本当の自分」!!"、と思っている事がわかりました。

これはカネボウ化粧品・価値創成研究所が、お化粧の前と後での女性の脳活動の変化を比較して分かったもので、北米神経科学会「Neuroscience 2009」にて発表したものです(Society for Neuroscience, 2009, Oct. ; 米国・シカゴ)。

なお、この研究は、脳科学者・茂木健一郎氏と共同で推進している、「美の本質」や「化粧の本質」などについて調べる事を目的とした、「『化粧・美×脳科学』プロジェクト」において得られた成果だそうです。

研究では、女性に化粧をしてもらい、そのときの脳の働きを、fMRI(機能的磁気共鳴映像法:functionalMagnetic Resonance Image)で測定しました。
また、それとは別に、「自分の素顔」「化粧した顔」「他人の素顔」「他人の化粧顔」を見た時のそれぞれの脳活動とを比較したのだそうです。

すると、「化粧した顔」を見た時には、「自分の顔」を見た時と同様に脳が活動することがわかりました。
即ち、化粧前に「他人の顔」のように認識していた「自分の顔」が、化粧後には「本当の自分の顔」と認識していると云う事です。

これは、女性にとっては「自分の化粧顔」こそが「自分の顔」であり、お化粧する事により、初めて「他人と向き合うための社会的な存在」となる事が出来る、と硬く信じているためだそうです。


"素顔は自分ではない???"  


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