ホーニーゴート ウィードは、バイアグラの代替品となりうる
<ホーニーゴート ウィードは、バイアグラの代替品となりうる>
ホーニーゴート ウィード(Horny Goat Weed;学術名:Epimedium Sagittatum(角山羊草))は、昔から漢方薬として強壮剤として使用されています。
また、"中国スポーツ選手の秘密兵器"と話題となったことがあります。
今までも、ホーニーゴート ウィードは、性ホルモン「テストステロン」の分泌を促進し、男性機能の活性化に働くとされていました。
今回、改めてイタリア人研究者により、ホーニーゴート ウィードは勃起障害不全に有効で、かのバイアグラの代用品として使用しうるとの発表がありました。気になる報告でしたので、お送りします。
これはミラノ大学のMario Dell'Agli氏が報告したもので、天然のバイアグラだと強調されています。
この研究チームは、今までも性機能を高めると言われている様々な植物を調査していました。
今回は特に、ホーニーゴート ウィードのイカリンと呼ばれる成分を化学修飾して調べたところ、バイアグラと同様にEDを起こす酵素を阻害することが分かったのだそうです。
今のところ実験そのものは研究室レベルのもので、実際にこのハーブが性欲を高めるかは明らかではないのですが、ED障害を持つ男性の新薬となるのではないかと云う訳です。
現在、ED薬としてはファイザー製薬からバイアグラ、イーライリリー社からはシアリス、バイエル社からはレビトラが、ED治療薬として市販されています。
これらの薬は、いずれも5型フォスフォジエステラーゼと呼ばれる酵素を阻害するものですが、それ以外にも頭痛や吐き気、失明を含む目の傷害等の副作用が知られています。
しかし、今回のホーニーゴート ウィードの成分は、より正確にこの酵素のみを阻害するので、副作用がより少ない事が期待されます。
今後、動物や人を対象とした研究が必要なのですが、将来副作用が少ないED薬として脚光を浴びる可能性が高いということです。
さて、このように男性用の性機能改善薬がどんどん開発されてくるのですが、女性用の性改善薬についてはあまり報告されていません。
こちらの方面の研究も進むことを期待します。
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