女性は、自分の父親に似た男性と結婚する。

<女性は、自分の父親に似た男性と結婚する。>

 女性が、結婚相手を選ぶ際には、自分の父親とよく似た男性を選択する傾向があることがわかりました。

 ハンガリー・ぺーチ大学のTamas Bereczkei氏らの研究結果によると、学問的には「性の刷り込み」と呼ばれる現象なのだそうです。

 研究では、52家族について各メンバーの顔つきについて詳しく測定し、結果を比較しました。

 すると、女性が結婚した夫と、自分の父親(妻の父親)の顔がよく似ていることがわかりました。
 特に、鼻や目などの顔の中心のプロポーションは、非常に良く似ていたそうでする。

 この結果から、「女性は結婚相手には、自分の父親とよく似た男性を選ぶ」、ことが明らかになったとされています。

 また、自分自身も(当事者の女性)も、義理の母親(夫の母)と似ていたそうです。
 この場合は男性の場合とは異なり、唇と顎などの顔の下部がよく似ていたということですが、男性側も、自分の母親と似た女性を好むことといえそうです。

 いままでも、"子供は両親の内では、自分とは異なる性の精神構造を受け継ぐ"という、性刷り込み仮説が報告されていました。

 今回の結果も、この仮説を支持することになります。
 そして、遺伝的には、自分とよく似た人をパートナーに選ぶことは、生物学的に有益と考えられるのだそうです。

 勿論、遺伝的に似た者同士の結婚は、近親婚のリスクもあります。
 実際、フェロモンやにおいなどで、あまり似過ぎている人を選ばない様に人間はできていると言う専門家もいます。

 即ち、結婚相手には、あまり似すぎておらず、でも、お互いある程度は理解しあえるような相手を選ぶと言うことのようですね。


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