長生きの秘訣: 夫婦同居で、子供2人!

<長生きの秘訣: 夫婦同居で、子供2人!>


 “健康で長生きし、死ぬときはポックリと!”。
 これは高齢化が進む日本で、誰しも願うことだと思うのですが、それには“同居カップルで、子供2人の人が最適“、ということのようです。

 これは、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が2007年8月に発表したもので、気になる報告でしたので取り上げてみました。

 この調査は、1999年時に40-90歳だった、フランス生まれの男女約17万人を対象にしたもので、かなり大規模な調査結果です。
 なお、同居カップルの定義ですが、結婚しているかどうかにかかわらず、半年以上の共同生活を送る2人をカップルとしています。

 その結果によると、40-50歳の中高年年齢層をみると、同居カップルの人たちの死亡率は、配偶者と離別・死別した人や独身者のグループに比べて、男性で3分の1、女性では約半分になっていることがわかりました。
 そしてこの傾向は、他の年齢層でもみられたそうです。

 また、子供の数と死亡率の関係では、男女とも子供が2人いる人の死亡率が低く、子供の数が2人より多くても少なくても、死亡率は高くなる傾向があったようです。

 ところが、一生独身を続ける場合はそのような傾向は見られないことがわかりました。
 80-90歳の高齢者の場合、男性では、同居暮らしをした経験がないという人の死亡率が7.7%だったのに対し、同居で暮らす男性の死亡率は8.8%と逆に高くなっていました。
 また、女性でも同様で、同居経験のない助成の場合4.7%だったのに対し、同居経験者では5.0%とほんの少しですが、長生きするには独身を続けたほうがよいという結果でした。


 ということは、パートナーと中途半端な同居生活を行うならば、子供2人をもうける必要があり、自分は絶対独身!と決めている人は、そんなことに惑わされないことが重要なのかも・・・?

 尤もこの調査は、愛情生活の経験豊富なフランス人の結果ですので、日本人にはどの程度当てはまるのか、気になりますが。


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