卵の食べ過ぎ:寿命が短くなる。

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<卵の食べ過ぎ:寿命が短くなる。>


生卵を、炊き立てのご飯にかけて食べる時、日本人に生まれてよかったなぁと、
つくづく感じます。

ところが、卵を食べ過ぎると、死亡率が高くなることが最近の調査で明らかに
なりました。
特に糖尿病の患者さんでは、その影響が強く、死亡リスクが高くなっていたそ
うです。

これは、ハーバード大学医学部のLuc Djousse博士らが、米国臨床栄養学誌American
Journal of Clinical Nutrition(2008, April)に報告したものです。

研究は米国の男性医師2万1,000人(40〜86歳)を対象とした医師健康調査をま
とめ、卵の摂取量と死亡データを分析したものです。

20年間にわたって、卵の摂取量と共に、脳卒中・心臓発作、糖尿病、コレステ
ロール値、飲酒および喫煙歴やその他の食生活に関する情報を調べました。

その結果、全体としては、卵摂取量そのものは平均週1個と比較的少なかった
ようです。
そして、週6個以下しか食べない場合では、心臓発作や脳卒中発症や死亡のリ
スクは、特に高くなっていませんでした。

ところがです。
卵を週7個以上摂取する場合では、死亡のリスクが23%も増大していました。

特に持病として糖尿病を持っている場合には、その死亡のリスクが高くなって
たそうです。

悪玉コレステロールLDL値が高いと、心臓関連の疾患に罹りやすいことが、今
までも明らかになっています。
即ち、卵にはコレステロールが多く含まれていますので、卵を多く食べると
心臓病の引き金となることが、改めて確認されたことになります。

と云うことですので、コレステロールが気になる人は、卵黄を避けた方が賢
明のようです。

ちなみに、米国心臓協会(AHA)や米国糖尿病協会(ADA)は、LDLコレステロー
ル値の高い人は卵黄の摂取を週に2個以内に抑えるように、注意しています。


私も卵かけご飯の回数を減らすようにしようと考えています。 
誠に残念ですが・・・。


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