MP3プレーヤーは、難聴のリスク高い。

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<MP3プレーヤーは、難聴のリスク高い。>


つい最近まで、MDプレーヤーとかCDプレーヤーが一般的でしたが、いまどきMDなどはトンと見か
けなくなってしまいした。
でも、若者たちはMP3を大音量で聞いており、相変わらず電車の中では大迷惑が続いています。

さて、このような傾向は日本国内だけでなく、海外でも同様のようですが、更にMP3を聞いている
若者が難聴を引き起こす危険性が指摘されています。

これはオランダの高校での調査で明らかになったもので、ロッテルダム大学医学センターのIneke
Vogel氏が小児科医学誌Journal of Pediatrics(2008, March issue)に報告したものです。

2つの高校の73名の学生とその親に対して聞き取り調査をおこなったところ、学生たちはいずれも
高音量でMP3を聞く事を続けていました。

そして、このような高音量だと難聴を引き起こす危険性があると認識していたそうです。

しかし自分自身の事となると、ほとんどの学生はMP3の音量を最大にして聴いていたのにもかかわ
らず、自分の場合はそんなに高音量ではないと考えていることがわかりました。

また両親に注意されてもあまり気にはしてはおらず、今後もそれを改めるつもりがないとの回答が
ほとんどでした。

通常、90デシベル以上の音量では難聴が生ずるとされていますが、120dB 〜140dBになるまで本人
は不快を感じず、大きすぎる音量だとは考えないということです。

これらの結果から、この研究者は、特に両親が子供の聴力に異常が起こっていないかなど注意を払
うべきで、また製造メーカーに対してもMP3装置に音量の強さを示す機構を設けて危険サインを発
するようにすべきである、と注意を喚起しています。

そして、通常の耳に差し込むタイプの小型ヘッドホンを使用している場合、MP3ユーザーは、最大
音量の60%以下にして聞くようにと、警告しています。


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