ペットフードから有毒物質:飼い主はパニック (米国)

●ペットフードから有毒物質:飼い主はパニック (米国)

 カナダのペットフード大手メニュー・フーズ社製のペットフードを食べた犬
や猫が相次ぎ死亡し、米国のペット愛好家の間で不安が広まり、連日テレビや
新聞で大騒ぎになっています。

 これは、同社製のペットフードを食べた猫や犬が腎不全を起こし、少なくと
も16匹の死亡が確認されたもので、ニューヨーク州当局が同社商品を調べたと
ころ、ネズミ駆除用の毒物が検出されたと発表しています。
 
 ちなみに、この毒物は米国では認可されておらず、中国から輸入した小麦粉
に、ネズミ駆除剤由来の毒物が残留していた可能性が示唆されています。

 検出された成分は、Aminopterin(アミノプテリン)と呼ばれる毒物で、現在
のところ、どのようにしてアミノプテリンが小麦粉に混入したかの経緯は分か
っていないようです。

 同社は、犬猫用の缶詰など95製品、6000万個以上の回収・無償交換を開始し
ていますが、同社はペットフードの有力メーカーであり、全米のスーパーなど
で大量に販売されています。

 さらに、競合各社のペットフードも手広く受託製造しているとのことで、愛
犬家や愛猫家の間では、どのペットフードを買ったらいいか分からない、と大
パニックが広がっています。

 この会社の製品が国内でも出回っているかは不明ですが、ペットフード購入
の際にはご注意なさってください。


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