電解水:ノロウイルスや、鳥インフルエンザウイルスを抑制。
日本各地でノロウイルスによる感染が広まっており、死者も出ています。
更に、米国でもノロウイルスが流行し始め、豪華客船の船内で集団発生した
というニュースがありました。
また、宮崎県の養鶏場では高病原性の鳥インフルエンザウイルスが発生し、
今後人間にも感染する新型インフルエンザが発生するのではないかと、大問題
になっています。
さて今回、電気分解した水には、このようなウイルスに対する抑制効果があ
る事が分かりました。
これは、三洋電機株式会社が発表したもので(1月17日)、空気清浄機や加
湿器に使われている電解水には、ノロウイルスを抑制する効果のあることが、
群馬県衛生環境研究所との共同実験で明らかになったというものです。
実験では、人間に感染するノロウイルスは試験管で培養できないため、ウイ
ルス学的に性質が似ており、ネコに下痢を伴う胃腸炎を発症させる「ネコカリ
シウイルス」を代用して行いました。
ネコカリシウイルスを含む溶液に、通常の水道水の約10倍となる1リットル
当たり2ミリグラムの塩素濃度を持つ電解水を混合したところ、ウイルスの
感染力を示す感染価が99%以下に低減できる事がわかりました。
三洋電機では、以前から電解水の除菌作用に注目して、洗濯機や自販機など
に活用してきていたのだそうです。
また、昨年8月には、電解質を用いた空気清浄機などの5製品を発表し、環
境関連製品の強化を図っているそうです。
ちなみに、同社の電解水技術は、水道水を電気分解して除菌除ウイルス作用
を持たせたもので、同社はこれまでに、鳥インフルエンザやアレルギー物質な
どの抑制効果も確認しているとのことです。
さて、鳥インフルエンザウイルスには、