男子マラソンの世界記録は、限界! 速くなってもあと50秒。

●男子マラソンの世界記録は、限界! 速くなってもあと50秒。
 でも、今年は限界を超えて・・・。


 オリンピック毎に世界記録が塗り替えられるのは、もうそろそろおしまいか
も、というお話です。

 ドイツの数学者が、数学・統計学を基に限界の値を予測したところ、男子マ
ラソンはもう限界で、100メートルでもあと0.5秒程度しか記録が伸びないのだ
そうです。

 これは、ティルベルク大(ドイツ)のオランダ人数学者、ジョン・アインマ
ール教授が陸上の各種世界記録の限界値を予測したものです。

 この予測は、1,546人の男子選手と1,024人の女子選手の記録から算出したも
のだそうで、男子100メートルでは、アサファ・パウエル(ジャマイカ)の持つ
9秒77の記録は、9秒29程度にまでは短縮できそうとのことです。

 しかし、男子マラソンの世界最高記録は、現在ポール・テルガト(ケニア
が持つ2時間4分55秒からわずか49秒しか縮まらないと予想しています。

 その一方で、男子走り幅跳びで23年間世界記録を破られなかったボブ・ビー
モン(米国)を引き合いにし、「1968年に8メートル90を跳ぶなんて、誰も予
想しなかっただろう?」と、教授自身も科学の予想を超える選手の出現を期待
しているそうです。

 また、女子マラソンではまだまだ余裕があり、ポーラ・ラドクリフ(英国)
の2時間15分25秒の記録を、あと8分50秒も更新できる可能性があるそうです。


 日本の男子マラソンはこのところぱっとしませんが、女子マラソン選手はま
だまだ活躍の場がありそうです。

 人体には、科学的には説明の出来ない未知の世界が広がっています。
 今までの常識である、肉体の限界を破る大記録が達成される事を期待し、今
年初めの抱負としたいと思います。


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