タバコを吸う女性のお肌は、5歳以上も老化!

● タバコを吸う女性のお肌は、5歳以上も老化!

 タバコは様々な健康被害をもたらす事は、周知の事実です。海外のタバコの
外箱には、害があると明示されています。

 しかし、このようにタバコの害が叫ばれていながら、若い人の間でタバコを
始める人が多くなってきています。特に女性の間の喫煙率が年々高まっている
そうです。

 さて今回は、タバコを吸う女性は、お肌の老化が進んでいるという話題です。
 これは、化粧品会社のポーラ化粧品が30万人の女性について、お肌と喫煙の
関係を調べた結果を報告したものです。

 調査は2004年6月〜2005年5月にわたって、全国の訪問販売先や店頭などで
行われたもので、20〜70代の約30万人の女性について調査したところ、
喫煙者は全体の約23%で、20代が最も多かったということです。

 また、皮膚表面の角質層を採取し、細胞中のメラニンを300倍に拡大して
顕微鏡検査して、その老化度を調べました。

 その結果、シミやクスミの原因となる細胞中のメラニン量は加齢とともに増
えていましたが、タバコを吸う女性の場合では、特に色むらが目立ち、メラニ
ンの量も多く、細胞によるバラつきも大きいことがわかりました。

 年齢別の平均メラニン量でも、吸い始めの20歳代ではあまり差は見られま
せんでしたが、年齢が高まるにつれて、喫煙者の方が1〜2割程度多くなって
おり、ほぼ5歳上の非喫煙者メラニン量に相当していたそうです。
 即ち、吸わない人より「お肌年齢」が5歳老けているという訳です。
 更に、紫外線によく当たる生活をしている人では、タバコも吸う人のお肌年
齢の差は、10歳以上でした。

 これらの結果から、喫煙によりメラニンの生成を抑えるビタミンCが破壊さ
れ、そのためにお肌の老化が早まっている、と考えられるそうです。

 女性がタバコを吸う理由のひとつとして、痩せる効果を期待する事があると
思われますが、お肌の健康から見ると決してお薦めできませんね。

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