新型インフルエンザの流行時には、満員電車を避ける。

新型インフルエンザの流行時には、満員電車を避ける。

 東南アジアばかりでなく、ヨーロッパなどでも鳥インフルエンザが流行して
おり、感染して死亡するケースも報道されています。

 さて、この新型インフルエンザが日本に出現した場合、満員電車での通勤が
感染の広がりを速くし、患者数も増やすとのシミュレーションが報告されまし
た。
 これによると、通勤電車の運行を停止すれば、感染者数が3割程度減るとい
う事で、万一に備えての参考になりそうです。

 この報告を行ったのは合原一幸・東大教授らで、通勤・通学の会社員や学生
などが住む、人口約80万人の都市を想定し、新型インフルエンザが広がる日
数や患者数などを試算しました。

 その結果、新型インフルエンザの流行は、最初の患者が出てから1日あたり
の患者数が最大となるまでには約50日かかり、延べ患者数は四十数万人にな
ると推計されました。

 ところが、満員電車での通勤・通学を勘案して試算すると、感染速度が加速
し、1日あたりの患者数は十数日でピークに達して、延べ患者数は五十数万人
に増えることが想定されました。

 一方、患者数が人口の1%に達した時に満員電車の運行を取り止めた場合に
は、ピークまでの日数は変わりませんでしたが、患者数は三十数万人まで減る
との結果が出たそうです。
 また、時差通勤や、電車内の換気の改善などでも効果はあるという事です。

 厚生労働省は、最悪の場合国民の25%が感染し、1300万人から250
0万人が医療機関で受診すると予測していますので、万一に備えて今から検討
すべき課題といえそうですね。

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