カルシュウムとビタミンDの同時摂取:大腸癌の予防に有効
● カルシュウムとビタミンDの同時摂取:大腸癌の予防に有効
カルシュウムとビタミンDが協調的に働き、大腸癌の発生を抑制する事が、
レバノンのDartmouth医科大学John A. Baron博士らの研究で明らかになりま
した。
この研究は、Journal of the National Cancer Institute (2003; vol
95: pp1765-1771)に報告されたもので、癌研究者などから注目されています。
欧米では、大腸癌は死亡率が最も高いものの1つなのですが、最近は国内で
も西洋食化の影響で非常に多くなっており、その抑制が国の大きなプロジェク
トとなっています。
この大腸癌は、ポリープと呼ばれる良性腫瘍から生じますので、如何にして
ポリープからの進展を防ぐかが大きな研究課題となっています。
今までの研究でも、カルシュウムを摂取した場合には、血中ビタミンDが高
い人では癌の発生率が低い事が、約800名の人を対象とした研究で明らかにな
っていました。
今回の報告はその研究を更に進めたもので、大腸ポリープが発生した患者さ
んで、血清中のビタミンDレベルが平均29.1ng/mlの人がカルシュウム・サプリ
メントを摂取すると、ポリープが癌に進展するのを抑えたというものです。
更に、ビタミンDレベルが高い患者さんでは、カルシュウム・サプリメント
を摂っている事と、大腸ポリープ自体の発生率や再発率の低下に相関が認めら
れたという事です。
この研究結果は大腸癌の抑制には効果がありそうですが、だからと言って単
純にカルシュウムとビタミンDの両方を摂ることがよいとは云えないと、コメ
ントされています。
例えば、カルシュウムを多く摂りすぎた場合には、前立腺癌の発生率が上昇
したという報告もあります。
また太陽光にあたる事が、体内でのビタミンDの活性化に必要なのですが、
太陽にあたりすぎると、皮膚癌などの危険率が高くなります。
従って、この事実から安易に、カルシュウムとビタミンDを多く摂るように
との勧告は時期尚早で、今後カルシュウム及びビタミンD摂取量についても、
詳しく調べる必要があると思われます。
今後更なる研究に期待しましょう。
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アテネオリンピックが始まり、日本選手の活躍が連日報道されています。
柔ちゃん、野村、内芝、横沢の柔道陣、そして水泳の北島選手!
皆よく頑張っています。
福原愛ちゃんも、よく逆転しました。
では、今日は愛ちゃんの言葉から。
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「当たって砕けてきます」(アテネ出発を前にして)
「頭の中 真っ白で 真っ青」(第一戦の逆転勝利後)
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